どうもやまとらです。
2019年6月から新居に住んでいましたが、今年の1月に市役所から確定申告のご案内が届きました。
住宅を新築した初年度には確定申告が必要という事は知っていましたが、とうとうその時期になりました。
やってみると意外と簡単だったけど、分かりにくい事も沢山あったので自分なりに分かりやすく解説します。
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)とは
国税庁のホームページには下記の様に住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を説明しています。
住宅借入金等特別控除とは、個人が住宅ローン等を利用して、マイホームの新築、取得又は増改築等(以下「取得等」といいます。)をし、令和3年12月31日までに自己の居住の用に供した場合で一定の要件を満たすときにおいて、その取得等に係る住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除するものです。
要するに住宅ローンを利用してマイホームを新築した際は、条件を満たせば所得税等が戻ってくる制度です。
控除金額の計算方法はローン年末残高の1%。控除される金額は最大で40万円となります。という事はローン残高が4,000万円以下の方は控除額が40万円以下になります。
そもそも所得税を40万円以上納めている人はごく僅かなんじゃないかと思います。ちなみに僕は10万円以下でした。
僕みたいに所得税がローン残高の1%に満たない人は、住民税(最高13万6,500円)からも控除されます。
住宅ローンをペアローンや連帯債務型で組んでいる人は夫婦それぞれで住宅ローン控除を受けられます。
なので確定申告書はそれぞれで作成しましょう。
対象者は期限の3月15日までに忘れず行いましょう。
住宅ローン控除を受けられる条件
新築の場合
・本人の居住する自宅
本人が居住する自宅であり、引き渡しから6ヵ月以内に住むこと。
・床面積が50平方メートル
・ローン期間が10年以上
・年収が3,000万円以下
住宅ローン控除を受ける10年間に一回でも3,000万円を超えると、それ以降は控除の対象外になるみたいです。
中古の場合
・鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの耐火建築物で築25年以内、非耐火建築物で築20年以内
増改築の場合
・工事費費用が100万円以上
確定申告に必要な書類
・確定申告書(国税庁のホームページより作成)
・マイナンバーがわかる書類の写し
・源泉徴収票(会社よりもらえる)
・建物・土地の登記事項証明書(お近くの法務局より)
・住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書(ローン会社より)
・建物・土地の不動産売買契約書、建築請負契約書の写し
・(非耐火建築物で築20年、耐火建築物で築25年を超える場合で耐震基準を満たす場合)耐震基準適合証明書、または既存住宅性能評価書の写し、あるいは既存住宅売買瑕疵保険に加入していることを証明する書類
・(認定長期優良住宅の場合)長期優良住宅建築等計画の認定通知書の写し、または住宅用家屋証明書の写し、または認定長期優良住宅建築証明書
・(認定低炭素住宅の場合)低炭素建築物新築等計画の認定通知書の写し、または住宅用家屋証明書の写し、または認定低炭素住宅建築証明書
確定申告書の作成
確定申告書の作成は国税庁のホームページより作成できます。
必要事項の入力までは下記の画像のとおりに進んでください。
書類の提出は今回だけの確定申告なら印刷して提出でいいと思います。これから毎年確定申告をするならICリーダライターを購入した方が楽になります。
給与や年金以外の所得のある方は真ん中を選んでください。
自分に当てはまる内容を選んで進んでいきます。
この後は源泉徴収票の内容を入力します。
源泉徴収票の入力が終わると建物や土地に関する質問があるので、該当するところにチェックをします。
質問に答え終わったら、先ほど準備した必要書類の内容を入力します。
※補助金入力の際、夫婦それぞれで補助金を受け取っている場合は”自分の受け取った金額×2”になります。
※連帯債務の負担割合が50%ずつにならない場合は自己資金負担額で調整します。(諸費用を多く見積もって借りた方)
無事に入力が終わると振込口座の入力画面になりますが、特に希望がない場合は郵貯でいいと思います。
続けて申請を行う人の住所等の入力をして、最後にマイナンバーを入力します。
以上で入力は終わりです。
作成した書類を印刷します。提出に必要な書類は下記の4つです。
・確定申告書B第一表
・添付書類台紙
・確定申告書B第二表
・住宅借入金等特別控除額の計算明細書 【 提出用及び住民税用 】
印刷したものと必要書類一式を税務署に提出すれば手続き完了です!
まとめ
今回は恐らく最初で最後の確定申告をやりました。
会社勤めの人は確定申告する機会がかなり限られており、詳しく教えてくれる人が周りにはほとんどいないと思います。
僕も周りに経験した人がいなかったのでネットので検索して見よう見まねで行いました。
やろうと思えば何とかなります(笑)
やってみれば何とかなるけど、税金の仕組みを会社任せにしないで必要最低限の知識を付けないと、搾取されるばかりの人生になっていたかもしれないです。
これをいい経験にして少し勉強してみたいと思います。
ではまた。