どうもやまとらです。
前回ちょこっと触れたように友人夫婦の不倫示談の仲介をした時の話をします。
最終的には不倫の相手方へ慰謝料請求と示談書を交わせたので初めてながらうまくできたと思います。
不倫の経緯と示談仲介を依頼された理由
依頼してきたのは学生時代の友人(旦那)で、妻の方が知人と不倫関係という形でした。友人の妻と知人は以前交際関係にあり年に数回連絡を取っている中で不倫関係になったそうです。
本来であれば当事者同士の話し合いで解決する。話し合いで解決できない場合は弁護士に依頼して代理交渉を行うことが一般的です。
ですが僕の友人は相手方との話し合いはしたくないし、妻から連絡を取らせたくないという理由で僕のところに話が来ました。
示談交渉の進め方
1.証拠集め
仲介を引き受けたはいいが何をしたらいいのか全く分からなかったので、本やネットで調べました。
そしてまず行ったのは友人の妻から話を聞き、不倫の確かな証拠を集めることです。
有力な証拠としてはホテルに出入りした目撃情報や写真、不貞行為があったと推測できるメールやLINE・SNS、不倫の事実を認めた内容の録音などです。
そもそも今回の話が判明したのが友人の妻が罪悪感からか自ら不倫の事実を告白したので証拠集めはすんなりと進みました。
反省している友人の妻から事の経緯を聞くのはとても辛いものでした。
辛いとは思いましたがこの時点で相手方に何かしらの対応を求める旨を連絡してもらいました。
今回は配偶者からの告白でしたが、証拠がない場合は探偵などにお願いするとよいです。
2.本人たちの意思確認
次に行ったのが本人たちの意思の確認です。
友人夫婦からそれぞれに今後どうしたいのかを確認しました。結果としては二人とも離婚はしたくないと言っていたのでその方向で不倫の相手方に慰謝料請求をすることにしました。
3.相手方へ連絡
ネットなどを見ると「内容証明郵便を送付する」と書いてありましたが1の最後に書いた通り相手方に連絡をしていたのでそこまで硬くない内容を普通郵便で送りました。
いきなり内容証明郵便を送る場合もあるそうです。
内容証明郵便を送る理由としては
・慰謝料請求の3年の時効が一定期間停止すること
・慰謝料請求の意思表示
・心理的なプレッシャーを与えられる
というメリットがあるので、必ず作成・郵送した方がいいです。
書き方はこちらの記事を参考にさせていただきました。
僕は普通郵便でしたが書き方は内容証明郵便の書き方に合わせてました。
内容は慰謝料の他に条件として今後一切電話やSNSなどの接触を禁止することも記載しました。
この時に一か月ほどの慰謝料支払い期日を設けて待つことにしました。
文書を送るまでに二か月を費やしました。
4.示談書の作成準備
振込が確認されるまでは示談書の作成をしました。
示談書に載せる内容としては
・不貞行為を認めること
・慰謝料請求
・関係の解消
・本件を第三者に漏らさないこと
・当事者への迷惑行為をしないこと
・示談書に違反した際の罰則
・示談が成立した後に追加請求・異議申し立ては行わないこと
この7つを盛り込みました。
ちなみに示談書案として3で作成した文書と一緒に送付しました。
無事示談成立
文書を作成してからわずか1週間で相手方から振り込みがあったと友人から連絡がありました。
1の段階で観念した様子でしたが、もしかしたら慰謝料金額の交渉や文書をスルーされる場合があるかもと思っていましたがいらない心配でした。
早速示談書に友人のサインを書いてもらい送付しました。こちらも1週間もしないうちに戻ってきました。
これで無事に示談が成立し、僕の役目も無事に終わりました。
ちなみに振り込みが期日までに確認できない場合は法的手段を考えた方がい良いです。弁護士費用は着手金〇万円+慰謝料の〇%が相場みたいです。弁護士によって費用は変わるので数社に確認した方が良いです。
今回は弁護士に依頼しないで示談成立したので慰謝料全額が友人に入っています。
証拠集めや・文書作成がとても大変でしたが、友人の役にたててよかったです。
それではまた。